新型コロナ騒動から3回目のゴールデンウィークがやってきました。一昨年、昨年と全国の観光地は相当の打撃がありましたが、連休後半の天気は五月晴れで、世の中も徐々に回復の兆しが見えています。いつまでも自粛は続くはずもなく、人の動きも徐々に活発化してきています。そこで今年のゴールデンウィークを振り返ってみました。
個人的には毎年この時期は子供の誰かが受験生真只中でした。また大学生になっても実習やテストがあるために帰省して家族皆が揃うことはありません。今年は次男が家からの予備校通学でやはり受験生です。今までなら受験のたしにと思って自らの趣味も兼ねて数学や物理などの理数系科目の本を開いて連休中は勉強三昧でしたが、今年はそこまで私が必要ともされません。やはり餅屋は餅屋である予備校講師には勝てません。しかしここまで勉強してきたおかげで自分の中での見聞は大きく広がりました。それをみすみす忘却の彼方に持っていくのはもったいないと思いこれからの自分のために勉強に励むことにしました。やはり問題を見てサラサラと解ければ誰しも気持ちのよいものです。一方で1時間以上も苦虫を噛み潰したように難問を解くこともそれはそれで時間の無駄のように思えますがそうでもありません。人間は自ら考えること自体が脳を活性化して、次のいかなる困難に出くわしても、今までに築き上げた思考の論理回路は十分に役立ちます。医学を究めるということも大切ですが、なにせ医学は膨大でわからないことだらけで私一人の頭で解決などできません。しかし数学や物理などの先駆者が踏み固めて地ならしされた高校範囲のものを紐解くのは私一人の頭でも十分に可能です。そんなこんなで次男は予備校で連休もなく通常の授業でしたが、私は自宅で頭を鍛えた連休でした。
また最近は毎日スポーツジムに行って体をメンテナンスしています。詳細はまた後日のブログで書く予定ですが、昨年の今頃の体重は最大で76kgありましたが、現在は65kgまで減量しています。これも自分で目標を決めるとゴールに到達するまではとことんしなければ気が済まない性格ですのでどうしても自ら首を絞めて疲れてしまいます。そこでこの連休中は体だけでも休めようと思っていましたが、いざ休みに入ると手持無沙汰ならぬ体無沙汰になってスポーツジムでトレーニング三昧でした。どうもハツカネズミのように同じ場所の中を走り回っていないと気が休まらない性分のようです。
次男が浪人生活を終えて晴れて大学に入学したと仮定して来年のゴールデンウィークは何をしようかと今から考えています。「来年こそはマスク無しで新幹線に乗って上京して遊びがてらに子供たちに会いに行こう」と考えたりもしますが、今度は長女の試験などが控えていますので結局はまだまだ心休まる連休は遠い先のようです。子供たちが高校生まではこの大型連休は1泊2日の小旅行を楽しんだりしましたが、この10年間は家族揃っての楽しみは無くなりました。これから先はずっと自己満足の大型連休になりそうです。