新型コロナワクチン接種の強制と義務化

強制と義務化という言葉を聞くと誰しも良い印象は持ちません。内容を問わずその言葉だけが独り歩きします。挙句の果てに中国や北朝鮮を連想する人もいるでしょう。そのとても不人気な言葉ですが、今回は新型コロナワクチン接種についての強制と義務化について考えてみたいと思います。ワクチン接種を強制と書けばかなり抵抗を受けます。義務化と書けばそれでも抵抗はありますが、強制よりは薄らぎます。なぜなら予防接種法で子供に対してワクチン接種を義務化する法律は存在しますし、実際にほとんどの子供はワクチンを定期接種しているからです。勿論、持病やアレルギー既往がある場合や親の信条で予防接種を受けてない子供が極少数はいますが、そこまで接種させなければならないという強制力は義務にはありません。

では新型コロナワクチンの義務化はあるのでしょうか?今後の新型コロナ感染状況によっては検討されるかもしれません。数年すれば季節性インフルエンザと同じ感染症第5類になる可能性も高いため、そうなれば現在のインフルエンザ予防接種と同じで希望による任意接種になるのは間違いありませんが、それまでに日本国内で新型コロナ感染が一回りするまでにはまだ時間がかかります。しかしそれを待っているだけでは経済が回復せずに新型コロナの死者数よりも自殺者が上回ることも考えられます。それでも義務化が困難なのはまだ開発されて1年という短期間のワクチンのため、現時点では有効性には問題ありませんが、長期予後がわかっていません。それと日本で義務化されているワクチンの副作用頻度は重篤なものでは100万人に1人というレベルになります。その点で重い副作用が現在の新型コロナワクチンで出現するのかどうかは未知の部分が大きいため強制力は伴えないのです。それでも接種した方が大局の見地から見ると良い結果をもたらすことだけは間違いないために全額を国が負担してまでも接種奨励をしているのです。それを踏まえた上で接種率を可能ならば8割に上げれば感染力の強いデルタ株であろうともかなりの効果が国全体としては出るはずです。

現在、山口県では10月初旬現在で新型コロナワクチン接種1回目が7割を超えて全国一ですが今後は接種率が伸び悩むはずです。どうにか当県の接種率が8割を超えれば自然と日本全体の接種率も7割を超えるはずです。もう少し頑張って義務化せずに日本全体で8割に到達してほしいと願います。そこまでくれば義務化をしなくともほぼ目標に届き本当にマスクをしながらwithコロナでの新しい社会の扉を開けることができるのではないかと期待しています。ワクチン強制とか義務化という問題は民主化され自由に意見の言える国でのことで、共産主義の国ではあり得ません。意見は封じ込められて言う前に強制的に接種させられ文句を言おうものなら処罰の対象になってしまうからです。その自主と強制の間にロックダウンも存在します。日本は戦後憲法のおかげで平和慣れした国になったためにどうしても強制とか義務化という言葉には過敏に反応してしまう傾向があるようです。

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