勉強も仕事もアウトプットは同じ

先日、今春に高校卒業された次男の学校の1年先輩のご両親と電話で話をする機会がありました。丁度、次男の勉強を見ながら自分の進む方向性に迷いが生じていましたので話すことによりその方向性が正しいかどうかを自分自身で再確認をするためには絶好の機会を与えて頂いたと思っています。人間は誰でも信じるものがありそれに向かって歩み続けますが、途中でその目標への方向が正しいかどうか迷う事がよくあります。その時には誰かに適切なアドバイスをしてもらえればまた自分を信じて前進できます。しかし十人十色で適切なアドバイスを頂けるかどうかは実際にはわかりません。しかし相手といろいろ議論すると今までモヤモヤしていた自分自身の考えがクリアになります。今回の電話では適切なアドバイスもさることながら自分の考えをはっきりとアウトプットしたことが最大の収穫でした。それが今回のお題の内容です。

勉強でも仕事でもまず相手から教わり吸収しなければなりません。必要最低限のルールを暗記しなければお互いの共通の土俵に上がれずに専門用語での会話すら成立しません。英語を習得するには最低限の単語や熟語は丸暗記が必要なのと同じです。この段階では理解とかそういうレベルの話ではないのです。ただひたすらインプットするのみです。しかしインプットばかりしても適切にその内容が頭の引き出しに整理整頓されタグをつけて必要な時に引っ張り出せなければ意味がありません。そのためにはどの引き出しに何を入れたかという記憶のタグをつけてそのタグ通しをネットワークという神経線維で結んでおかなければなりません。そうしないといざ使おうとしてもすぐにタグを引っ張り出せないのです。次男の勉強の成績が伸びない原因が大量のインプットを効率よくタグ付けして頭の中で整理整頓できていないということが毎日のズームでの二人三脚の勉強でわかってきました。毎日一緒に勉強すると前日の事が頭の中で整理されていると翌日の内容がスムーズに進みますが、できてないと全く進みません。当たり前と言えば当たり前ですが、毎日一緒にしたからこそ問題点が浮き彫りになったのです。それは勉強でも仕事でも全て普遍的には同じです。即ちインプットは準備段階であり、その後のインプットした内容をいかに効率よく頭の中で消化してタグ付けして整理整頓する手段を次男に教え込まなければいけないのです。例えれば釣り道具を渡してどうやれば魚を釣れるかを一緒に試行錯誤して本人に体験させてその経験値を脳の神経線維にタグ付けして、次回は一人でも魚釣りができるようにさせることなのです。それが根幹の教育であり、単語の暗記や数学の公式を覚える事は二の次なのです。なぜその公式をこの問題で使うのかを一緒に考えさせる方が重要なのです。結局、勉強も仕事もアウトプットさえできればうまくいきます。次男はそのアウトプットをうまくできないのです。そのためにはインプットされたものをいかに効率よくアウトプットさせるかを次男に教える事です。今回の電話で自らがアウトプットをしてその確信に至りました。後はそれを信じて実行し諦めずに継続するのみです。

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