早速ですが、あなたはNHKの朝ドラを見ますか?勿論、仕事があるから見ることができないという方も多いでしょうし、それでも見たいならビデオにとって暇なときに見ることもできますよね。個人的にはニュース以外にテレビをあまり見ることは少ないのですが、朝のニュース番組に引き続いて朝ドラを見るということはよくあります。
私の場合、朝7時すぎから30分程度当日の仕事の準備をしてそれからニュースを見ながら一休みして、8時20分から仕事に入ります。よって8時からの朝ドラの時間帯はNHKのニュースを見たついでにそのまま見てしまうことも多いのです。今回の「おひさま」は結構気に入っていたのですが、すべて見ることはできず、おおよそ3-4割くらいは見たでしょうか。それでもなんとなく全体のストーリーはわかりました。長野の安曇野を舞台にしたきれいな景色とその中での主人公が家族や友人と生きてぬいていく戦前戦後から現在までの時の流れのお話にはとても惹かれました。もっとしっかりと見ればよかったと最終回を見ながら少し後悔してしまいました。
ところで今までにかかさずに見た朝ドラが1本だけあります。10年前にあった沖縄の小浜島を舞台にした「ちゅらさん」です。もともと沖縄、特に八重山諸島が大好きで何度も足を運んだ場所が舞台でした。また偶然にも、脚本が今回と同じ岡田惠和さんでした。そのとき以来です。自分でもはっきりとはわからないのですが、感性的な部分で岡田イズムに惹かれているのかもしれません。
ドラマでも内容やイメージからその脚本家や作者が好きになり、かかさず同じ作者の書いた本やドラマを見るということはよくありますよね。一昔前ですが、山田太一さんの「ふぞろいの林檎たち」のシリーズなんかもそうでした。その時はサザンの「いとしのエリー」が主題歌で、最後のさびの「エーっリーいいっ」というフレーズと林檎を投げているイメージが今でも脳裏に焼き付いています。勿論、作品の内容や登場人物なども脳のひきだしの片隅に記憶を残すためには大切な要素ですが、同時に視覚と聴覚に訴えるイメージも重要な要素だと思います。あのフレーズを聴いたらあのイメージを思い出すのと同時に、あの頃の自分を思い出すといったふうに。
また10年くらい後に岡田惠和さんがNHKの朝ドラを担当されるかもしれません。そのときはお互いに10年の年輪を重ねた作者と自分が新たな作品を通してどのように五感で感じることができるかが楽しみです。それまでに更に自分の感性に磨きをかけておこうと思っています。